鄭 アラムさん JOENG ARAM
韓国出身 31歳
韓国でテレビ局のアルバイトをしたとき、画面を見るだけではわからないテレビの裏側を知り、みんなで協力するモノ創りの楽しさに興味を持ちました。カメラや演出も経験しましたが、照明の奥深さに触れ、専門的に勉強したいと思うようになりました。でも、韓国で専用スタジオを持っている学校を知らなかったし、座学中心の授業が多いと聞いていたので悩んでいたところ、現場で同じ仕事をしていた人から東放学園専門学校のことを教えてもらったのが留学を決めたきっかけです。まずは日本語学校で勉強し日本語能力検定N2を取得して、2014年に専門学校へ入学。専用のスタジオもあり、最新の機材にも触れることができる恵まれた環境で、ライティングの技術を専門的に学ぶことができました。びっくりしたのは、韓国のテレビ局では女性の照明スタッフがほとんどいなかったのに、日本では照明の勉強をする女性がたくさんいたこと。女性が創り出したあかりは、優しい感じがして男性とは違うなと感じています。
卒業後、母国での就職も考えていましたが、学校で紹介してもらったアルバイト先から内定をいただくことができました。まじめに仕事をしていたのを見ていてくださったのかもしれません。この業界は時間も不規則だし体力に自信がないと大変です。目指すならがんばる覚悟は必要だと思います。留学にも就職にも、日本語が話せることはとても大事です。間違えてもいいから、日本語でコミュニケーションをとること。そしてあきらめないことが成功の秘訣だと思います。