スペシャリストになろう

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プロ競技者、指導者、トレーナーなど、得意なスポーツを仕事に

選手とドクターの架け橋として広く深い知識が必要。2020年東京五輪にはトレーナーとして参加したいですね。

米本 和哉 さん
アスレティックトレーナー

米本 和哉さん YONEMOTO KAZUYA

日本工学院八王子専門学校 スポーツトレーナー科三年制 2010年卒業

■東京都立武蔵高等学校/青山学院大学経営学部出身

中学から大学までバスケットボール部。専門学校卒業後、株式会社ルートヴィガー入社。

取得資格:
アスレティックトレーナー パーソナルトレーナー コンディショニングトレーナーなど

大学で就活をしていた頃、リクルートスーツで満員電車に乗っていたら「これを何十年も続けるのかな」と気持ちが止まってしまったんです。改めて自分を見つめ直し、もともとスポーツが好きだったこと、そして浅田真央さんのトレーナーをしていた方の番組を見てコレだ!と思い、卒業後は専門学校に進学しました。日本工学院を選んだのは施設の充実ぶりと、第一線で活躍している講師の方が多かったから。当時の担任は卓球日本代表のトレーナーも務めている方で、世界で活躍するプロから学べたことは大きな財産になっています。アスレティックトレーナーは、運動学、生物学、栄養学と幅広い知識が必要で、常に新しい情報をキャッチしなくてはいけないので、卒業後も勉強は欠かせません。

今、勤務している「ルートヴィガー」では、コンディショニング、エクササイズの指導を行っています。お客様は主婦からプロスポーツ選手まで幅広く、目的もダイエット、健康増進、筋力アップなどさまざまです。個人指導だからお客様との距離も近く、要望にピンポイントで応えられるのでやり甲斐も大きいですね。将来的には選手やチームに帯同し、競技に関わりたいと思っています。専門学校時代には帝京大学のラクビー部に2年ほどアシスタントトレーナーとして関わり、優勝の瞬間にも立ち会いました。普段の厳しい練習を見ていただけに感動もひとしお。だからこそ、2020年の東京オリンピックでは僕もアスレティックトレーナーとして参加したいと思っています!


学科COURSE
専門学校で学ぶなら…

学科 内容
スポーツインストラクター科 子どもから高齢者まで老若男女を対象とした体力づくりや健康維持のためのプログラムと指導方法を学ぶ。解剖生理学や栄養学、スポーツ生理学などの理論とともに、フィットネス、スイミング、ダンスなど多彩な実習科目を通して指導法を修得する。
スポーツトレーナー科 インストラクター科と同様に生理学や栄養学などを基礎科目として学び、専門的なトレーニング法やコンディショニングの方法を実習する。アスリートをサポートするためにケガ予防やリハビリ法の学習も重要な科目。
スポーツビジネス科 スポーツ用品メーカーや販売店、スポーツイベントや施設の運営会社などへの就職を目指し、マーケティングやプロデュース、マネジメントなどに関するビジネス知識や技能を修得する。

仕事JOB
たとえばこんな仕事が…

職種 内容
インストラクター 民間のスポーツクラブやフィットネスクラブ、スイミングスクールなどで、マシン、エアロビクス、水泳などのトレーニング指導を行う。利用者一人ひとりの目的に合わせたプログラム作りやアドバイスも。テニスやゴルフ、ダイビングなど種目別に特化した指導者の仕事もある。
トレーナー プロやアマチュアのアスリートの体をより専門的にケアする仕事。団体や個人と契約して、トレーニング指導のほかコンディショニング調整、栄養管理などのアドバイスも行う。マッサージや指圧、整体など医療系の資格等を併せ持つとメディカルトレーナーとして仕事の場が拡がる。
プロスポーツ選手 サッカーのJリーグ・プロ野球・ゴルフなど、プロスポーツチームや企業と、選手として契約する。

資格LICENSE
役立つ資格や検定…

資格 内容
スポーツプログラマー

E

地域のスポーツクラブや公共施設、商業スポーツ施設等で健康・体力づくりの実技指導や活動プログラムの提供などにあたる。(公財)日本体育協会の講習を受けて取得する。
健康運動実践指導者

B

医学・運動生理学の知識を持ち、健康づくりを目的とした運動プログラムを安全かつ効果的に実践指導する。自ら見本を示せる実技能力と集団に対する運動指導技術が問われる。講習会もしくは認定養成校の講座を修了し、認定試験の合格、登録が必要。

※ほかに、アスレティックトレーナー、心肺蘇生法技能検定、レクリエーションインストラクター、競技種目別の団体等による指導者、審判員などの認定資格がある。

資格の欄の見方

  • 国 国家資格(国が法律に基づいて省庁の名前で与える資格)
  • 無印 業界団体などが独自の基準により実施する資格試験や検定試験
  • A 指定の専門学校を卒業すると同時に取得
  • B 指定の専門学校を卒業すると同時に受験資格を取得
  • C 専門学校を卒業、一定の実務経験を経て取得
  • D 指定の専門学校を卒業後、一定の実務経験を経て受験資格を取得
  • E 専門学校で資格試験のための教育を受ける