INTERVIEW
専門のリアル

中央工学校

中央工学校
-建築に興味を持ったきっかけは何でしたか?
星野 母が不動産の折り込みチラシなどに載っている住宅の間取り図を見るのが好きで、小学生の頃から母と一緒に見ながら、自分の部屋をどこにするかなど想像して楽しんでいました。それがきっかけです。中学生になって自分で建物を設計してみたいと思い始め、建築を勉強しようと決めました。
高橋 父が建築関係の仕事をしていた影響もあって、最初に住宅設計に興味を持ったのは中学生のときです。高校はインテリア科に進学しましたが、より高度な知識を身に付けるために、カリキュラムが充実している中央工学校を選びました。
-学校では毎日どんなことを勉強していますか?
高橋 建築室内設計科では、1年生のときに手描きとCADによる製図、木造と鉄骨造の設計、透視図(パース)作成などを勉強しました。4つの建物の設計を並行して進めるなど、2年制のためカリキュラムの密度が濃く、提出課題も毎週ありました。中でも進級課題である鉄骨造カフェの設計は、王子にある実際の土地に建てるという想定で取り組んだので、とても良い勉強になりました。
星野 建築学科は4年制で、1年生では木造2階建住宅を中心に製図やパースの描き方や部屋の配置の仕方、また構造力学や数学なども学びました。2年生になると木造建築以外の授業が始まり、職場体験もあります。1コマは50分で、時間割は午前3コマ、午後3コマの1日6コマです。
-実際に専門学校で学んでみた印象を教えてください。
星野 専門学校の授業では、そのまま建築士の試験につながることを教えていただけます。試験に合格することはもちろん、仕事に就いた後でもきっと役に立つと思えるものもあり、プロに近づいている気がして真剣に取り組むことができます。建築物を造るためには、技術だけでなく法律などさまざまな知識が必要になるということも、大きな気づきでした。
高橋 先生の中にはプロとしてお仕事をされている方もいて、提出した課題にプロの目線で的確なアドバイスをいただけるので、大変ありがたいです。単に思い描くだけではなく、現実に建築物を建てるための技術や知識が身に付くと感じています。
-今後の目標を教えてください。
高橋 在学中にインテリアコーディネーターの資格を取りたいと思っています。高校3年と専門学校1年のときに受験しましたが、失敗して悔しい思いをしました。2年生で絶対に合格します!卒業後は住宅に関わる仕事に就きたいです。
星野 卒業したら、まずすぐに二級建築士の資格を取りたいです。試験間近になって慌てることがないように、在学中から計画的に勉強を進めていこうと思います。将来的には一級建築士も取るつもりです。課題の提出などで専門学校の勉強は大変ですが、強い意志を持って頑張ろうと思います。