専門学校は実践的な職業教育、専門的な技術教育を行う職業教育機関です。職業や実生活に必要な知識、技術、技能の習得を目指し、多岐にわたる分野でスペシャリストを育成しています。
2020年12月に実施した「専門学校に在籍する留学生の実態調査」(令和2年度文部科学省専修学校グロ ーバル化対応推進支援事業)では、回答した留学生の7割が「日本で就職したい」と回答しています。2~4年生の回答では8割近くの学生が日本での就職を希望しています。
では、実際の留学生が教育機関を卒業してからの就職状況はどうでしょうか?留学生が日本で就労する場合は在留資格を「留学」から変更する必要があります。法務省入国管理局のプレスリリース「令和3年における留学生の日本企業等への就職状況について」によれば、2021年において「留学」の在留資格を持って在留する外国人が、日本の企業等への就職を目的として行った在留資格変更許可申請をした数は31,955人で、そのうち28,974名が許可されており、いずれも前年より減少しています。
在留資格別の許可数の内訳は「技術・人文知識・国際業務」が 24,861人となっており、全体の85.8%を占めています。就職先の業種は、非製造業が80.3%、製造業が18.1%で、就職先の職務内容の主なものは、「翻訳・通訳」(17.1%)、「企画事務」 (7.6%)、「海外取引業務」(7.5%)、「管理業務」 (7.2%)でした。
就労ビザに変更した留学生の最終学歴は、大学卒が前年度比1,559人減の9,833人 (33.9%)、 専修学校卒が1,648人増の12,042人(41.6%)となり、35.5%が東京に所在する企業に就職しています。
2019年にはあらたな在留資格「特定技能」が新設されました。これによりいままで就労が認められていなかった分野への就労が可能となりました。ただし、受け入れ可能な業種は12業種に制限されています。詳細は出入国在留管理庁HPなどでご確認ください。
国費留学生に対しては日本政府(文部科学省)の奨学金が、また私費留学生に対しては日本学生支援機構が給付する奨学金制度があります。ほかにも、地方自治体や民間団体が実施するいろいろな奨学金制度があります。
東京都専修学校各種学校協会の会員校で、留学生受入体制のある学校の一覧です。
志望する分野をクリックすると、留学生の受け入れ可能な学校の一覧が表示され、それぞれの学校の多言語または英語版のホームページにリンクしています。